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精密板金加工の加工方法については弊社の現場で実際に行っている加工方法に基づいて書いています。
精密板金加工はタレットパンチプレス、レーザー加工機、ベンダーなど様々な機械を使用し鉄、アルミ、ステンレスなどの板から部品を成形したり、成型したもの同士を溶接する加工です。
場合によっては、機械加工をした部品をこれに溶接することもあります。
板金加工は工程が多いこともあり、時には凡ミスが発生します。
図面に記載されている内容と公差を守るという事は当たり前でありながら100%を目指して守るにはルール決めはもちろん人の注意力に頼らざるを得ない面もあります。ここには人の技術力の向上が欠かせません。
加工のスタートは、板を切断する所からが始まりになりますが、以前はシャーリングした板をボール盤で穴あけし、手動のプレスなどで曲げる方法がとられていました。
現在は下記の「精密板金加工の工程」で書かれているような方法で加工されています。
データ作成→抜き加工(タレットパンチプレス、レーザー加工機、シャーリング、セットプレス)→バリ取り
(バリ取り機、ベルター、サンダー、バレル研磨)→曲げ加工(ベンダー加工機、ロールベンダー)→溶接(Tig、半自動溶接、スポット溶接)
以上で製作は完了ですが、表面処理として塗装、メッキ、バフなどがあります。また、塗装やメッキなどをした後に彫刻やシルク印刷を行うこともあります。
<精密板金加工の曲げ交差について>
図面に交差の指示がない場合でも大体の場合JIS規格のB級ぐらいの交差には収まります。
JIS規格のB級は次の通りとなっています。
6以下 |
±0.1 |
6を超え 30以下 |
±0.2 |
30を超え 120以下 |
±0.3 |
120を超え 400以下 |
±0.5 |
400を超え 1000以下 |
±0.8 |
1000を超え 2000以下 |
±1.2 |
部品の精度を高めたい場合には必要な箇所のみの公差を厳しくすることをおすすめします。
必要以上に高精度にすると価格UPにつながることも多い為に注意が必要です。
9割以上の精密板金の製品はJIS規格のB級ぐらいの精度は出ますが、場合によってはその精度を出すこと
が難しい場合もあります。
例えば下記のような場合が考えられます。
曲げ線付近に角ノッチなどの切り込みや穴がある場合
曲げの際のアタリになる部分の形状がいびつな形状の場合
曲げ加工の前に溶接部品を溶接してから曲げ場合(曲げのライン付近に焼きが入る為)
曲げのあたり寸法が小さい為、小さいダイで曲げようとする場合の角度には注意が必要
建築板金や構造が比較的単純な機械では、精密というレベルまでの公差は必要ないのですが、半導体製造装置のように最終的に組み上がった装置の精度がものすごく精密な場合はそこに使用される精密板金部品の精度も精密なものを要求される場合が多いです。
弊社が精密板金加工を説明する場合、このような感じになります。
精密板金とは鉄板、ステンレス板、アルミ板、銅板、真鍮板などの板状の材料を切断し、穴あけや曲げ加工そして溶
接を必要とするする製品。
※精密板金でも穴あけのみで完結、曲げまで完結する製品も多々ありますのでそれらも含まれます。
材料の切断にはシャーリングやタレットパンチプレス、レーザー加工機を使い、曲げ加工についてはベンダー
と呼
ばれるプレスの一種やロールベンダーなどを使用するします。
精密板金溶接に関してはTig溶接機や半自動溶接機を用いることが多くなっています。
機械加工の部品を板金製品に置き換えることによりコストダウンに成功する例が多く見受けられます。
しかし、置き換えようとする部品の形状等や精度によっては置き換えできない場合もあります。
ターゲットを絞ったうえでの精密板金部品への置き換えとなります。
精密板金を製造する町工場は特にこのような提案をすることで本来機械加工の部品であったものを板金と
して受注できるメリットと客先に加工先としての必要性を認識してもらえるチャンスになると思います。
精密板金加工を行う会社は小規模であることが多いのですが、その場合は複数の工程を1人の人が受け
持つことが多く、企業規模が大きくなるほど各工程が専門化するし1人につき1工程ということも多くなります。
例)1人の担当者が複数の工程を担当 ・・抜き工程→バリ取り→曲げまで行う
このように1人の人間が複数の工程を受け持つか、1工程に専門化するかはそれぞれにメリットがあるので
どちらが良い悪いということはありませんが業務の効率化を取るか担当者の技術力を高めたいのかの違い
によると思います。
<複数の工程を担当>
色々な工程の精密板金加工ができることで技術力が高まる。他の工程の担当者に欠員が出ても補充が容易
特急品の製作依頼に強い。
<1工程に専門化>
1人の作業者が同じポジションにいる事でその工程についての知識は深まる。同一作業に特化することに
なるので生産性が高くなる。
精密板金加工とはタレットパンチプレスやレーザー加工機、バリ取り機、 ベンダー加工機、溶接機などの機械を使い
金属板を各工程で順番に加工し、最終的に板金部品として仕上げる加工をいいます。
加工は板ごとに行いますが、例えば異なる厚みの板を組み合わせて1つの製品に したり、ボスなどの機械加工
の部品を板金部品に溶接することもあります。
ボス以外の板金製品にカチコミや溶接をする部品としてはスタッドビス、スタッドボルト、カレイナット、リベットがあります。
精度や強度の面では機械加工部品に及ばないこともありますが、それほど精密な精度が必要ではない場合は
機械加工部品よりも生産コストが安く、短納期にも対応しやすいことから置き換えなどによるメリットが生じること
もあるので機械メーカーの技術者や購買担当の方などにはこのような提案を喜んでいただけることもあります。
精密板金の図面はL金具やプレートなどの簡単なものから連続したR曲げのものまで図面のレベルは様々です。
弊社ではR形状の曲げについては治具を製作するため別途図面を作成する場合もあります。
弊社が考える良い図面とは、見る人が違っても同じ解釈が出来て、形状を理解しやすい図面だと考えています。
反対に寸法漏れがあったりつじつまが合わない図面は問い合わせ等の余分な工数が発生するのでお客様にとっても加工会社にとっても好ましくありません。
弊社ではご要望がある場合にのみ図面がより良くなるようなフィードバックをさせて頂いております。
また弊社では小型装置に関して機械設計と電機設計も行っております。
お気軽にお問い合わせください。